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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(最終回)

   PPバンド籠 [2021/01/30]
幾分暖かい一週間でした。
おかげで棲家の周りの雪もかなり解けたのですが、昨日からまた荒れ始めて猛吹雪です。
やれやれです。


ちょっと間が空いてしまいましたが、「さる流交色鉄線編み籠の作り方」の最終回です。
※ここから読んでも、さっぱり要領が掴めないはずなので、お手数ですが遡って1回目からご覧ください。


今回使用するバンドは、
<縁>
⑥幅15mm×長さ80cm 青4~6本
⑦幅2mm×長さ150cm 青15本~
注)第1回目の説明(予告)から変更になってます。m(__)m


早速はじめます。


◆籠の縁の処置
縁の始末に関しては、面倒な方法と簡単な方法(手抜き)をやったことがあります。
ちょっと前は、端折ってこんな縁かがりをやってました。
20210130_3.jpg
色々な縁の飾り方もできるかと思いますので、ご自身で考えてみるのも面白いかと思います。

今回は、初心に戻ってちょっと面倒な方法をやります。

籠の縁に細いバンドを巻き付けるのですが、その芯になるバンド⑥(以降、芯バンドと呼びます。)を縁の周りにあてがいます。
洗濯バサミでところどころ止めておきます。

少なくとも外側2枚、内側2枚です。
20210130_1.jpg
この芯バンドもろとも籠の縁を2㎜幅のバンド⑦で巻きます。(以降、巻きバンドと呼びます。)

巻き始めは、巻きバンドの端を外側の芯バンドの間に挟みます。
20210130_4.jpg
巻きバンドの反対側には、クラフト針を付けます。(「できれば」ですが、この道具を使わないとかなり苦労するかと思います。)
20210130_2.jpg

巻き始めます。
20210130_5.jpg

巻き方は、最初の写真の籠のようにザクザクではなくて、ぴっちり隙間なく巻きます。

詳しくは・・・続きます。

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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(5)

   PPバンド籠 [2021/01/26]
前回までに本体部分が凡そ出来たので、今回は持ち手(取っ手)を作製して取り付けまでやります。

おそらく、この籠制作で一番テクニックが必要なところかもしれません。
やり方は理解してもうまくできない・・・という人もいるかもしれません。
慣れが必要だと思います。(それほどでもないかも。)
いずれ、説明が分かりにくいのは確かだと思います。

必要な材料は
<持ち手>
④幅7mm×長さ90cm70cm 黄4本 青8本
⑤幅7mm×長さ10~20cmのクズバンド

では早速、はじめます。


◆持ち手の制作と取り付け
まずは④のバンド黄2本を青4本の間に挟んで束ねます。
片側15㎝くらいを残して結んでしまいます。

ここから6枚のバンドを円筒状に格子編みしていきます。
こんな感じから。
20210126_1.jpg

※ちょっと分かり難いかと思いますが・・・言葉で説明すると。
<右利きの場合:>
1)左手で3本を持ち、残りのバンドを1本づつ左手で持っている3本に互い違いに重ねます。
20210126_2.jpg
2)一番最後に交差した2本の交差部分は指で摘まんで抑えておきます。
3)交差させた最初(一番下)になっているバンドをくるっと裏側を回して再度左手の3本に互い違いに重ねます。
20210126_3.jpg
4)上記を繰り返します。らせん状に格子編みを編んで行くということです。
5)何段か交差させたら編み目を詰めるように各バンドの端を引っ張ります。
20210126_4.jpg

6)ある程度の長さ分を編み込んだら、
20210126_5.jpg
⑤のクズバンドを
20210126_7.jpg
縦に二つ折りし
20210126_8.jpg
編んだ筒の中に入れます。
20210126_9.jpg
※これは、「持ち手」として曲げたときに筒が凹まないようにするためです。

7)だいたい筒状の部分が、30cmくらいになったら、交差させたバンドを2本づつペアにします。
同色どうしで、3つのペアにします。以下の写真の感じです。
20210126_10.jpg
洗濯バサミで止めておきます。
反対側の結んであった端もバラして、同じように2本づつのペアにします。
20210126_11.jpg
このとき、1つだけ色違い(黄色)のペアは筒を横にしたときに同じ向きに来るようにしてください。(左右対称に見えるように。※上の写真はそうなってないのでNGです。下の写真の左側の状態が正解です。)
このペアリングの形で、籠本体に取り付けるときの位置が決まります。
持ち手は2本作ります。
20210126_12.jpg

では、この持ち手を本体に取り付けます。


続きます。



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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(4)

   PPバンド籠 [2021/01/25]
第4回目になりました。

前回までで、籠本体の交色鉄線編み目が完了しました。
こんな感じ。
20210123_11.jpg

今回は、籠の縁にボーボーに出ているバンドの始末です。

やることは単純ですが、面倒です。
今回新たに使う材料は、以下の1本のみです。
③幅7mm×長さ100cm 黄1本

さっそく、始めます。

◆縁でのバンドの処置
まずは、③のバンド1本を籠側面の土台の六つ目編みの最上段の横方向のバンドの直ぐ上にあてがいます。
20210125_1.jpg

それを巻き込む形で、縦(斜め)バンドを折り返して、
それぞれの方向で、既に編み込んであるバンドの一番上段の挿し込める位置から差し込んで行きます。
こんな感じ。
20210125_2.jpg
結果、120度の方向転換になります。

縦(斜め)バンドのそれぞれの重なりがありますので、手前(籠の外側)にあるバンドから順次折り返して行きます。
6本折り返すとこんな感じになります。
20210125_3.jpg
少し分かり難いかもしれませんが、挿し込んである位置を確認してください。

これを左方向に繰り返し実施します。

籠の縁を一周やると、こういう状態になります。
20210125_4.jpg

腰蓑状態ですね。
今回のサンプル写真では、使用済みバンド(ゴミ)を使っているものなので、バンドの長さはマチマチです。
なので、折り返したバンドの余りの長さもマチマチ。

※これで、余った分のバンドをカッターで切ってしまってもいいです。

でもさるの場合は、余ったバンドを多量に切ってごみにして捨てるのがなんだか気が引けるから・・・いや
籠の強度を増すために、このまま編み込み済みの模様に沿ってさらに籠の底方向に挿し込みを続けます。

続きます。

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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(3)

   PPバンド籠 [2021/01/24]
こんなご時世なので、自粛を理由にPPバンド編み物を編みつつ、作り方を文章化しています。
その3回目になります。

さて前回、基本となる土台の六つ目編みからバンドを挿し足して交色鉄線編みにするやり方を説明しました。

今回、完了した底編みから側面に移行するところを説明しますが・・・
この編み籠の最もややこしいと云うか、説明しにくい部分になります。

今回使う材料は、以下の内の青のみです。
①幅7mm×長さ85cm 黄22本 青44本
②幅7mm×長さ100cm 黄6本 青12本
③幅7mm×長さ100cm 黄9本 青15本


では、始めます。


◆側面の編み方
側面の編み込みも基本的には底面と同じように、土台の六つ目編みに3方向(6本)のバンドで交色鉄線模様を編み足していくことになります。
底面を編み込んだバンドがそのまま籠の縦方向(斜め)のバンドになります。
これに各段で2本づつの横方向のバンドを挿し込んで行く作業になります。

ただし、最初の一番下のバンドだけちょっと変化した方向で挿し込むことになります。

まずは、底面から出たバンド4本を 対応する側面の六つ目編みごと(下の写真のよう)に交差させます。
20210123_1.jpg

それをバンドの方向ごとに、土台の六つ目編みの2本のバンドの交差している間に挿し込みます。
(底面を編んだときと同じです。)
20210123_2.jpg

ただし、底面の六角形の各角の部分(側面の穴がここだけ五角形)は、バンドが2本しか出ていないので、そこはそのままにしてください。
20210123_3.jpg
後で説明します。


側面一段目の縦(斜め)方向の挿し込みが一周終わったら、横方向に1本バンドを挿し込んでいきます。
横バンドは①の青を使います。

挿し込み方は、底面を編んだときと同じです。
(⚡型の3本の下を潜らせるために、ガイドのバンドを先に出口側から挿し込んで、横バンドを入口側から挿し込みます。)
よく分からない方は、前回記事をもう一度見直してみてください。

側面長辺の右端の六つ目からら左に進めて行ってください。
(このとき、バンドの左側は籠完成時の深さの1.2倍+10cmくらいを余らせておいてください。)

底面の六角形の各角の部分に差し掛かったら進行方向を変化させます。
略図的には以下のような方向になります。(今挿し込んでいるのは緑色の線です。)
20210123_4.jpg

底面六角形の角の所で斜めに上昇していく感じになります。
既に底面から出ていた縦(斜め)バンドとの重なり方は以下のようにします。
20210123_5.jpg
それぞれ、土台の六つ目のバンドが交差している間を通っています。

そこに先の模式図の橙色にあたるバンドを追加します。
②のバンド(青)を使います。
20210123_6.jpg

20210123_7.jpg
バンド右側は、そのまま縦(斜め)バンドになりますので、高さ分を残しておいてください。
左側は、底面六角形に沿って次の角まで通常の挿し込み方(⚡の下を潜らせる)をして、
角の五角形の穴まで来たら、上記(3枚の写真)と同じように編み込みます。

結局、側面最初の1段目(下段)は、6本のバンドを使います。


続きます。

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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(2)

   PPバンド籠 [2021/01/22]
緊急事態宣言外出自粛要請が出ている地域の方、
PPバンド編み物はいかがでしょうか。

基本、PPバンド(使い古しでも可)と洗濯ばさみとハサミさえあれば作れちゃいまっせ。
なんて簡単なことを言うようですが、早い話 材料さえ手に入れれば作れますって。
PPバンドを通販すれば、あとはたぶん外に出かける必要は一切なしです。

今のご時世にこんなに向いてて、始めるハードルの低い趣味(編み物)はなくないですか。
暇を持て余して、変な汁が出そうな方は、、、、
はじめましょう PPバンドアミアミ!


さて、布教活動はこのくらいにして、さる流 交色鉄線編み籠の作り方の第2回目です。
※この回から目にして、「そのなんちゃら編みって?」と気になった方は、こちら前回記事からご参照ください。

今回使う材料は、以下の内の青のみです。
①幅7mm×長さ85cm 黄22本 青44本
②幅7mm×長さ100cm 黄6本 青12本
③幅7mm×長さ100cm 黄9本 青15本


では、次の工程です。


◆底面の交色鉄線編み化
前回六つ目編みで籠の形の土台を作りました。
その土台にバンドを足して 交色鉄線編み模様を作ります。

籠の材料としてのPPバンドの利点の一つに狭い隙間に「挿し込める」という特徴があります。
竹なんかだと、たぶんそうはならないのかと思います。
また、人気の紙バンドでもある程度の挿し込みは可能だと予想しますが、何枚も重ねて行くと、その厚みのせいでそう易々とはいかないはず。
ところが、PPバンドだと薄いせいもあって重ね挿し込みは比較的容易なのです。
よって、PPバンドの編み物の場合、「重ねて挿し込む」というやり方で、編み目(見た目)を発展させていくことができる・・・と思ってます。


※だいぶ前にこのブログで「交色鉄線編みのさわりだけ」という記事を書きました。そちらに編み目の解説の絵がありますので併せて参考にしてください。

まずは土台籠の底面の六つ目編みの編目に、以下のようにバンドを2本挿し込みます。
使用するバンドは、底面の長辺方向の場合は②のバンド、短辺(斜め)方向の場合は①のバンドになります。
20210121_1.jpg
挿し込むところは、ベースの六つ目編みの2本のバンドが交差しているところのです。

次に別の交差している所にもバンドを2本挿し込んで、元の2本と以下のように交差させます。
20210121_2.jpg

交差させた各バンドは、六つ目編みの対角線上の2本交差している間に挿し込みます。
20210121_3.jpg

六つ目編みの各編目(6角形の穴ごと)に対してこれを繰り返します。
20210121_4.jpg

20210121_5.jpg

土台籠の底面全体に施します。
20210121_6.jpg


続きます。

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さらっと、さる流交色鉄線編み籠の作り方(1)

   PPバンド籠 [2021/01/21]
外は雪まみれの季節だし、籠って内職でもしようかと思ってまたPPバンドアミアミ始めました。
・・・
でも、今年は豪雪で、除雪や倒壊(ちょっと大袈裟)した建物の修理で何だか忙しい。
思ったようには進められずにいます。

さて、3年半ぶりにあみあみを再開するにあたって、
どうせなら作り方をまとめようと思ってます。

いずれはマニュアルに。
その下書きになるように、ここでさらっと説明していきます。

注)「さる流」とは云ってますが、完全独自ではないかもしれません。
鉄線編みをやってみようと思い立った十年くらい前に、竹細工での編目写真とにらめっこしながらPPバンドならではの分かり易い?編み方を考えた結果です。

出来上がりは、凡そこんなものを予定しています。
201206041_1.jpg

それでは、さる流 交色鉄線編み籠の作り方の第1回、はじめます。

久々なので、「はじめて」の感じのところから。

◆必要な道具
・洗濯バサミ(10個くらいは必要)
・ハサミ
・幅7mm×長さ15cmのPPバンド
・カッター
・クラフト針(できれば)

1002081_1.jpg

※クラフト針は革紐を扱うときに使うもので、手芸用品店で売ってました。無くてもできますが、あると便利です。


◆材料の準備
使う材料は、PPバンドのみです。

メインのバンドの幅は、6~8mmです。通常この幅のバンドは売ってないので、15m幅のバンドを縦半分に切ります。
ハサミでちょきちょき切ってもいいですが、専用のカッターがあると便利です。
1006021_2.jpg

さるが手作りした道具は、こちらとかこちらに紹介してあります。
あるいは、手に入れられる幅のバンドのままでもやれないことはないと思いますが、バンドの本数や縁や持ち手はここで書いてる内容通りではなくなるので注意してください。

バンドの色は、基本2色使います。
今回は、黄色と青のバンド(使用済みバンドでも手に入りやすい色)でやります。

作る籠の大きさを
縦12cm×横32cm×深さ22cmくらい
とした場合の準備するバンドは以下になります。
※籠の底面が横長の六角形になります、「横」はその一番長い対角線のだいたいの長さです。

<本体>
①幅7mm×長さ85cm 黄22本 青44本
②幅7mm×長さ100cm 黄6本 青12本
③幅7mm×長さ100cm 黄9本 青15本
<持ち手>
④幅7mm×長さ90cm 黄4本 青8本
⑤幅7mm×長さ10~20cmのクズバンド
<縁>
⑥幅15mm×長さ80cm 青6本
⑦幅2mm×長さ100cm 青14本


※交色鉄線編みの風車模様の部分を青、周りの六角形を黄とする場合の数量です。
※④以降のバンドは後から準備でOKです。必要になったときに再度説明します。

※各バンドの両端は直角ではなく斜め(30度くらい)に切っておいてください。
※幅2mmのバンドは、幅の広いバンドをハサミで切って準備します。
 でも、こんな切る道具も自作できます。詳しくはこちらおよびこちら
201208191_2.jpg

 
道具/材料(①~③)がそろったら始めましょう。
続きます。

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速報:雪害再び

   DIY [2021/01/20]
去年の冬は暖冬で、積雪がかなり少なかった。
さるも生まれて初めてのレベルでした。本当に少なかった。

そのツケが今年に来ました。
年末から豪雪続きです。

それでも、現在棲んでいる辺りはまだ可愛いもんで、問題は実家(内陸部)

12月下旬に実家の味噌小屋の雪をまずは降ろした。
さらに、正月2日にも平屋の台所部分の屋根も軽く降ろした。
それから、一週間余りの10日。

もう、こんなになってました。
20210110_1.jpg

道路からの登り口。
20210110_2

雪を泳いで玄関までたどり着いて、外を見ると。
20210110_3.jpg

屋根を見上げると。
20210110_4.jpg
実家母屋の屋根の上にも1m以上のっかったまま。
雪が滑った形跡がない。

慌てて母屋に登りました。見下ろすと、
20210110_5.jpg

一度は雪を降ろした屋根も。
20210110_6.jpg
もう、漫画のようです。

さるが生まれた村の積雪量は2mを超えてたと思います。
自衛隊も呼ばれるわけです。

母屋は、雪の滑り止めのしていない屋根で、例年であれば2月中旬で一度降ろすか降ろさないかくらいなのだが。
今回はシーズン3度目の雪降ろしでついに母屋に手を付けた・・・

でも、余りの量の多さにヘタレてしまいました。
カサの半分くらいを下ろして、「まあ、大丈夫だろう」とタカを括ってその日は終了。


数日後、今度は気温が上がって、雨が降っちゃった。
でも、この時点ではさほど心配してなくて、屋根に残してきた雪も徐々に滑って落ちるだろうと・・・

続きます。

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スマフォのアプリを作りたい(35):単語音声認識制御のデバッグ

   プログラミング [2021/01/06]
前回まで、JuliusのAndroidスマフォ上へのポーティングの話を延々書いてきて、一旦「完了?」にしたのですが・・・
どーも認識率が悪過ぎるし、何回か試すと動きが固まるし。

なので、もうちょっとデバッグしました。


◆単語認識率0%の件
JuliusをPC上で評価して、さらに.wavファイルを入力として味見したときには見なかった状態:認識率0%。
これは、Juliusのせいではなく、使い方の問題と予想して調べ始めました。


これまで、Windows版、AndroidStudio環境でも確認していなかったのは、
・入力デバイスを標準入力とした場合の動作(-input stdin)
・rawデータを入力とした場合の動作
です。(動作環境を作る手間がめんどうでサボった。)

まずは、サンプリイングレートとかビット深度とかを改めて、VoiceRecorder側とJulius側への指定が一致してるか確認しました。
大丈夫そうです。

Juliusのマニュアル(3.4.3 標準入力)では、以下のように書かれてました。
『標準入力から RAW 形式あるいは WAV 形式の音声入力を受け取ることができる.これには-input stdinを指定する.RAW ファイルの場合、サンプリングレートがチェックされないので注意すること.』
これしか書いてません。
・RAWとWAVは勝手に判断してくれるんだろうか?
・RAW形式って、PCMデータが頭からべた書きされているファイルだよね?
とか不安になります。

なので、まずはWindows環境で、標準入力にリダイレクトでrawファイルを入力して見ます。
まずは、raw形式の音声データを作るところから。
<Audacity手順1>:rawファイルとして出力
-インストール済みのAudacityを起動して、変換元の.wavファイルを開きます。
-メニュー[ファイル]-[音声の書き出し]を選択
-「ファイルの種類」に「その他の非圧縮ファイル」を選択
-ヘッダ:「RAW(header-less)」、
 エンコーディング:「Signed 16-bit PCM」を指定
-「ファイル名」欄の名前を確認した後、[保存]ボタンをクリック


Windows版のJuliusで「-input stdin」を試してみます。
コマンドラインでリダイレクトしたら、rawファイルを入力できるのではないかと・・・
あてずっぽうです。
----コマンドプロンプト-----------------------------
C:\WINDOWS\system32>cd /d d:\appmake\julius_base\for_teburarec

d:\AppMake\julius_base\for_teburarec>chcp 65001
Active code page: 65001

d:\AppMake\julius_base\for_teburarec>..\dictation-kit-4.5\bin\windows\julius.exe -w teburarecword.dict -h ..\dictation-kit-4.5\model\phone_m\jnas-mono-16mix-gid.binhmm -input stdin < w_kiroku.raw
STAT: jconf successfully finalized
STAT: *** loading AM00 _default



------
### read waveform input
Stat: adin_stdin: reading wavedata from stdin...
STAT: 925 samples (0.06 sec.)
STAT: ### speech analysis (waveform -> MFCC)
### Recognition: 1st pass (LR beam)
....WARNING: 00 _default: input processed, but no survived word found
<search failed>

------
### read waveform input
Error: adin_stdin: stdin reached EOF
reached end of input on stdin

d:\AppMake\julius_base\for_teburarec>
---------------------------------------------------

結果は、ファイルから読み込めてないみたいです。

Juliusには「-input rawfile」という指定も可能なので、そっちも試してみました。
----コマンドプロンプト-----------------------------
C:\WINDOWS\system32>cd /d d:\appmake\julius_base\for_teburarec

d:\AppMake\julius_base\for_teburarec>chcp 65001
Active code page: 65001

d:\AppMake\julius_base\for_teburarec>..\dictation-kit-4.5\bin\windows\julius.exe -w teburarecword.dict -h ..\dictation-kit-4.5\model\phone_m\jnas-mono-16mix-gid.binhmm -input rawfile



------
### read waveform input
enter filename->w_kiroku.raw
Stat: adin_file: input speechfile: w_kiroku.raw
STAT: 25078 samples (1.57 sec.)
STAT: ### speech analysis (waveform -> MFCC)
### Recognition: 1st pass (LR beam)
.........................................................................................
pass1_best: チェック
pass1_best_wordseq: チェック
pass1_best_phonemeseq: silB ch e q k u silE
pass1_best_score: -3824.508789
sentence1: チェック
wseq1: チェック
phseq1: silB ch e q k u silE
cmscore1: 0.353
score1: -3824.508789

------
### read waveform input
enter filename->
---------------------------------------------------

正しく認識しませんでした。
誤認識ぶりもReactNative版のときと同じです。
なので、続けて元のwavファイルを指定してみました。
----コマンドプロンプト-----------------------------
enter filename->w_kiroku.wav
Stat: adin_file: input speechfile: w_kiroku.wav
STAT: 25078 samples (1.57 sec.)
STAT: ### speech analysis (waveform -> MFCC)
### Recognition: 1st pass (LR beam)
.........................................................................................
pass1_best: 記録
pass1_best_wordseq: 記録
pass1_best_phonemeseq: silB k i r o k u silE
pass1_best_score: -4061.207031
sentence1: 記録
wseq1: 記録
phseq1: silB k i r o k u silE
cmscore1: 0.972
score1: -4061.207031

------
### read waveform input
enter filename->
---------------------------------------------------

wavファイルは正常認識されました。
・・・
改めてraw形式の音声ファイルについてぐぐってみました。
16bitデータの場合は、通常ビッグエンディアンになってなければダメらしいことが分かった。
一方、
・wav形式のPCMデータは・・・リトルエンディアンなのか?
・それを、Audacityで単純にraw出力した場合はリトルのまま?

試した方が早いかと思って以下をやってみました。
-Audcityを再度起動して、rawファイルを読み込んでみたら、読み込み時にビッグかリトルを指定するようになってます。
<Audacity手順2>:rawファイルの読み込み
-メニュー[ファイル]-[取り込み]-[ロー(raw)データの取り込み]を選択
-ファイル選択ダイアログで、rawファイルを指定して[開く]
-ダイアログ上のエンコーディング/バイト順序/チャンネル/サンプリング周波数等を指定し[取り込み]

-ビッグを指定してオープンすると波形が化けて、再生してもまともな言葉としては認識不能になりました。
-リトルを指定してオープンすると元の言葉が聞き取れます。

つまり、最初に.wavを.rawとして出力したデータはリトルエンディアンになっているということだと思います。
そこで、
-最初に作成したrawファイルを敢えてビッグということにしてオープンします。
-そのデータを再度、前の<手順1>でセーブし直します。
-新たに作成したrawファイルをAudacityで再生してみると、2倍速再生のようになりました。
-でも、さるの耳でも言葉として聞き取れるので、Juliusに入力してみました。
----コマンドプロンプト-----------------------------
enter filename->w_kirokuB.raw
Stat: adin_file: input speechfile: w_kirokuB.raw
STAT: 25078 samples (1.57 sec.)
STAT: ### speech analysis (waveform -> MFCC)
### Recognition: 1st pass (LR beam)
.........................................................................................
pass1_best: 記録
pass1_best_wordseq: 記録
pass1_best_phonemeseq: silB k i r o k u silE
pass1_best_score: -3679.109375
sentence1: 記録
wseq1: 記録
phseq1: silB k i r o k u silE
cmscore1: 0.933
score1: -3679.109375
---------------------------------------------------

正常認識されました。

ReactNative版もこれが原因ではないかと思われます。
つまり、VoiceRecorder(com.reactlibrary.voice_recorder)から渡されるPCMデータはリトルエンディアンであって、それをそのまま、Julius(-input atdin)に渡したらダメということ。

・対策方法は、ヘッダデータを付してwavデータとして渡すか
 →予めデータ長を把握してからでないとJuliusに渡せない。
・Julius側バッファにコピーする際に、ビッグエンディアンにする。
 →性能負荷が増える。

でも、後者ですよね。

続きます。

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たーーんまにはアミアミ3年半ぶり

   PPバンド籠 [2021/01/05]
ここ2~3年、ほとんど手を付けなかったPPバンドをクローゼットの奥から引っ張り出しました。
暇だったので。

材料は未だ売るほどあります。
しかも新品のバンド。信越工業さん、MONETさんから頂いたものです。

作った籠も使われずにしまわれてた。

作りかけの籠もあった。

MONETさんから頂いた、手芸用のPPバンド(柔らかい)で作ってたやつです。
「これ、いつから放置してたんだっけ?」と思ってブログを自分で検索してみました。

「たーんまにはアミアミ」
これも作りかけをやり始めたと書いてあるから、始めたのはもっと前か。
「リハビリ・ステージ2(シマッタ)」
2015年の1月に作り始めてたんだー。まる六年!

そんなに放置してたんですね。
このブログも、タイトルとは関係ない話ばっかり書いてたのね。
ちょっと、あんまりだな。

ってことで、まずは作りかけの籠を完成させようと。
やってた6年前は、どんな縁、取っ手にしようと思ってたのかは・・・
思い出せない・・・

まあ、手っ取り早く。
こんなんできました。
20210103_1.jpg

銀色と濃いピンクのバンドでの斜め網代編みです。

この色のバンドは尽きたので、同じものはもう作れません。

さ、次は何しようかな。
では、この話はこの辺で。m(__)m


シシガミ様を探せ

   自然観察 [2021/01/04]
年末。仕事でちょっと出かけた帰り道。

さるの棲む圏でも交通量の多い海に近い国道脇で。
ふと崖を見上げると、シシガミ様が、こちらを見下ろして居られました。

信号待ちも終わって進み始めたので、恐れ多いことですが、慌てて写真を撮りました。
20201222_1.jpg
さあ、どこにおはすか探して見てください。
クリックすると、もうちょっと大きく表示するかもしれません。

お山からお出になり、なんだってあんなところに居たのかしら。
崖の上下で安全柵があるみたいだし、結構入り込むのに難儀しそうなのに。

どう考えても、人間観察してたとしか思えない。

昨年、「崖の上の・・・」とか呼ばれたシロヤギさんが幾分話題になったので、
二番煎じの「崖の上のシシガミ様」を気取るつもりなのか。

あざとい。あざと過ぎます。

m(__)m


また少しはじめようかな

   PPバンド籠 [2021/01/03]
20201227_2.jpg
暮れに撮った、日本海の夕日です。
初日の出ではありません。

ともかく、あけましておめでとうございます。

2020年はコロナコロナで、なんだかあっと言う間に終わってしまった。

そんな年末、自粛ムードの中、圏外に出るのはどうかと思ったのですが、用事があって約1年ぶりに圏境を跨いで出かけました。
日帰りできなくて、一時停止ギリのGoTo使って泊まりーの、地域共通クーポン貰いーの。

結局、格安でビジネスホテルに泊まってきた。正味2000円。

ホテルからの眺めもまずまず。
20201227_1.jpg


さて本題ですが、途中で立ち寄った道の駅で
またもや、手作りの籠コーナーがあったので写真を撮ってきました。
20201226_1.jpg

石畳編みを巧く使ってますね。
縁の編み方が、気になったので・・・
ただし、材料は紙バンドです。

ちょうど、PPバンドアミアミを(ちょっとだけ)再開しようかと思ってたところなので、いい刺激になりました。

では、今年もどうぞよろしく。
m(__m






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さるです。別HPサイト「さるもすなる」から侵食してきました。 山菜/きのこ、それとタイトルにしたPPバンド籠のことをメインに徒然に・・・・暇を持て余したさるの手仕事:男手芸のブログってことで。

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